オオバヤシャブシ(大葉夜叉五倍子)

日本固有で本州(福島県南部〜和歌山県の太平洋側)、伊豆諸島の海岸近くの山地から丘陵に自生するカバノキ科ハンノキ属の落葉小高木。花期は3〜4月で葉の展開と同時に開花し、雄花序は無柄で長さ4〜5cm。ヤシャブシの名前の由来は、球果の表面がでこぼこなので夜叉となり、ブシはフシムシが葉につける虫えいの五倍子(フシ)による。球果にタンニンが多く、五倍子と同様の為。この木は大葉がつくのでヤシャブシより葉や果実が大きい。ヤシャブシの仲間のほとんどは枝先に雄花序がつくが、オオバヤシャブシだけは葉、雌花序、雄花序の順序で枝につく。

3月中旬、福岡県大野城市の牛頚ダムに寄りました。駐車場のそばにオオバヤシャブシの花が沢山咲いていました。

2006年3月13日 福岡県大野城市牛頚ダム