ヤセウツボ(痩靫)
ヨーロッパ、北アフリカ原産の寄生植物。関東地方や近畿地方などに帰化している。マメ科のシロツメクサなどを中心に、キク科やセリ科にも寄生する。ハマウツボよりほっそりした感じで、全体に腺毛があるのが特徴。花はややまばらにつき、淡黄褐色で長さ1.2〜1.5mm。萼片の先は尾状に長くとがる。花期5〜6月。花冠には紫色のすじや斑点があり、全体に短かい腺毛が生えている。柱頭はハマウツボと同じようにふくらみ淡赤紫色。
5月中旬、私が住んでいる福岡県那珂川市山田の裏山を散歩しました。団地を見下ろす丘の上でヤセウツボの花を初めて見つけました。ここにこんな花が咲いているとは、住んで48年、全く気付かなかった。