ヤマホロシ(山保呂之)

北海道、本州、四国、九州の林縁などに生えるナス科のややつる性の多年草。葉は長さ3〜8cmの卵状被針形。下部の葉はしばしば3〜5片に深く裂け反りかえる。集散花序に淡紫色の花を付ける。花冠は直径1cmほど。液果は球形で直径6〜7mm、紅色に熟す。花期は7〜9月。古名はホロシ(保呂之)で、現在のヒヨドリジョウゴと区別されていませんでした。その後、違いが判明し、一方をヒヨドリジョウゴ他方をホロシとしようとしたのですが、古名のホロシとの混乱を避けるために「ヤマ」と言う言葉を付してヤマホロシとしました。ただし、園芸用の外国から取り入れた植物をヤマホロシとしたので、野生のヤマホロシと園芸用のヤマホロシがありややこしくなっています。

8月下旬、佐賀県の天山山麓に寄りました。可愛いヤマホロシの花を見つけました。

2016年8月30日 佐賀県天山山麓