本州、四国、九州の湿地または湿った落葉広葉樹林帯に生えるモチノキ科モチノキ属の落葉低木。雌雄異株。花期は6月頃。本年枝の葉腋に淡紫色の花をつける。花序の軸が極めて短いので花は束生しているように見える。雄花序には5〜20個。雌花序には2〜4個の花がつく。花は直径3〜4mm。花弁は4〜5個。楕円形で長さ約4mm。萼片は4〜5個。雄花には雄しべが4〜5個と退化した雌しべがある。雌花には退化した雄しべがある。子房は球形で花柱はごく短い。名前の由来は、葉が梅の葉に似ている事による。
6月下旬、佐賀県唐津市七山の樫原湿原に寄りました。遊歩道で初めて見る可愛い花を見つけました。あとで調べてウメモドキの雄花と判りました。