ツクシシオガマ(筑紫塩竈)

九州中部の山麓の草地などに生えるゴマノハグサ科の1年草。花期は5月。草丈15〜40cm。花冠の長さは1.6〜2cm。枝先の花穂に3〜4個の花を横向きにつける。葉は普通4個が輪生し、狭長楕円形または狭卵形で長さ2〜5cm。幅1〜1.5cm。羽状に深裂し、裂片は長楕円形で尖った鋸歯がある。名前の由来は、筑紫の国(昔の九州を指す)に生息しているシオガマギクの仲間と云う事です。因みに塩竈とは海水を煮詰めて塩をつくる竈の事。塩竈を「浜で美しい」と云う事から「葉まで美しい」にかけた名前とか。名前を付けた人は駄洒落おじさんだったのかも知れない。

5月上旬、熊本県阿蘇市一の宮町の原野に寄りました。ツクシシオガマの花がたくさん咲いていました。

2024年5月7日 熊本県阿蘇市一の宮