大きさ:Lオス59cm・メス69cm、W157〜162cm。分布:留鳥として北海道から九州に分布。南西諸島では希な冬鳥。環境:海岸、平地から山地の林、農耕地、湖沼、市街地。雌雄同色。全身が暗茶褐色で淡色の羽縁があり、翼下面は初列風切の基部にある白斑が目立つ。日本産ワシタカ類で唯一、尾が凹尾。海辺から山地まで生息し、身近な野鳥の一つ。魚や小動物、昆虫を食べたり、動物の死骸や残飯も食べる。急降下して水面や地面の食物を食べることも多い。近年は餌付けが原因で、人から食物を奪うものが増え問題になっている。条件の良い場所では集団的に繁殖。ピーヒョロロとよく鳴く。非繁殖期は、数十羽もの集団でねぐらをとる。飛翔中は尾の先が角尾にも見える。翼も尾も長めで、上昇気流に上手に乗って輪を描くように帆翔する。幼鳥は、体には淡色の縦斑や羽縁が目立つ。成鳥は体も大きく翼も鋭いが、目はかわいらしさがある。(名前がわかる野鳥大図鑑より)
2月中旬、福岡県福岡市中央区の大濠公園に寄りました。お堀の中の小島の樹にトビが止まっていました。