新車に乗って 2007年12月4日(火)〜5日(水)

 11月下旬、6年間乗っていた TOYOTA プラッツ を下取りさせ新車の TOYOTA WISH を購入した。6年間の技術の進歩はめざましくカーナビもHDDとなりCDの録音も出来るようになっていた。退職しているのでなかなか新車購入には消極的だったが既に走行距離は10万Kmを超え、つい先だっても運転席側のパワーウィンドウが故障したりしたのでそろそろ買い換え時だと思っていた。しかし何より購入意欲をそそったのは今度の車の TOYOTA WISH をネッツトヨタで見かけたとき、3列シートの後ろ2列を倒せば身長176cmの私が充分にまっすぐ寝られる事だ。前々からこのような車が欲しかった。数ヶ月前、由布院から九重、阿蘇と廻ったとき、途中「九重観光ホテル」に1泊したのだが1人部屋なので15,750円掛かってしまった。おまけに料理が多すぎてとても食べきれず2品ほど残してしまった。もったいないと感じた私は車中泊の旅を考えるようになっていたのだ。

 購入した次の日、唐津〜名護屋城跡〜波戸岬〜七ツ釜〜立神岩と巡ったがとても乗りごこちが良い。今度は車中泊の準備にとりかかった。まず社内にマットを敷き、寝袋、羽毛布団を置く。用心の為に貼るタイプのホッカイロも。他にepiガスコンロやカセットコンロ、12V用ポット、食器、飲料用ポリタンク、カップラーメン、インスタントコーヒー、インスタントスープなどなど。

 12月4日(火)、由布院から九重、阿蘇を巡ろうと、朝7時に出発。まず、天瀬町の慈恩の滝に寄る。九重方面に出かけるときはいつも寄る場所だ。それから豊後森の竜門の滝にも寄る。広々とした素敵な滝だ。途中、由布院の道の駅に寄って由布岳登山口へ。由布岳の山頂には霧氷が付いている。寒い。12時になったのでepiガスコンロでお湯を沸かしカップラーメンをすする。昼食後、ダイエットのためのウォーキングとして駐車場の裏手の山を散策してみた。ニシキギ(錦木)の紅葉が素晴らしかった。木々の間からは由布岳が姿を見せる。広いところに出ると、夏、登った倉木山が見えた。裾野に広がるのは雨乞牧場だ。駐車場に戻ると1万歩を超えていた。車で移動し、倉木山の中腹のパラグライダー基地に寄る。ここは花の宝庫でいつも寄る場所だ。今の時期は花は何もないが由布岳の眺めが素晴らしい。

 由布院を後にして九重に入る。「まきばの温泉館」に入ろうと思ったが工事中で入浴出来ない。温度が低くなったのでもう少し掘り下げているとの事。仕方がないので「筌ノ口温泉」に寄り躰を暖める。やなまみハイウェーに戻り夕食を摂ろうとドライブインに寄るが15:30がオーダーストップ。もう16:00を過ぎていた。三俣山に陽があたり山頂付近は霧氷で輝いているのが見えた。何軒かドライブインに寄るがどこも15:30がオーダーストップ。夕食は食べられないかと心配したが、長者原の「みやま」に17:00少し前に飛び込んだら17:00までやっていると言う。「カレーうどん」を食べてぬくもる。ここはお土産と食事の店。まえは民宿もやっていたそうだが今はやっていないそうだ。

 牧の戸峠に18:00に着いたがもう真っ暗。店も閉まっている。しばらく車の中でテレビを見たりラジオを聞いていたがトイレに行き寝る準備をした。外気は−1度。スポンジのマットの上、寝袋の中に入りその上に羽毛布団を掛けて眠りについた。早いのでなかなか眠れるものではない。22:00頃起き、車の外に出てトイレに向かうがとても寒い。車に戻ってつま先に貼るタイプのホッカイロを貼って寝る。ぬくぬくと寝られた。

 12月5日(火)、5時頃目が覚める。トイレに行った後、お湯を沸かそうと思うが外は寒く(−4度)、風も強いのでとてもガスコンロではお湯が沸かせない。幸い12V用のポットを持ってきていたのでエンジンを掛けお湯を沸かす。エンジンを掛けないとバッテリー切れになる恐れがが有るので。40分ほどで沸いたのでカップラーメンで朝食。周りの木々には霧氷が付いている。牧の戸展望所や沓掛展望所に行き、写真を撮るが雲に覆われていて陽も差さずなかなかいい写真が撮れない。

 阿蘇の大観望へと向かう。途中、振り返れば九重の山々が悠々と見える。望遠レンズで写すと久住山にも霧氷がびっしりと付いている。阿蘇に向かう道沿いの景色は好きな場所だ。雄大さに気分も爽快。大観望に着いたがとても寒い。大きな霜柱が出来ている。目出し帽と手袋をして遠見が鼻に向かう。バスツアーの観光客が多い。外人もチラホラ見かける。こんな寒いときにご苦労さん。(おっと、自分も同じだ)

 阿蘇草千里に向かう。牛馬はまだ放牧してある。寒くはないのだろうか。草千里の池の縁には氷が出来ていた。今日は牧の戸と草千里で合計12,900歩歩いた。そのあと阿蘇外輪山の俵山へと向かう。大きな風力発電の羽根が何台も設置してある。帰りは、車のガソリンタンクが60リッターなので走行距離600kmぐらいでガス欠になるだろうと思い、ガソリンを入れてから高速に乗ろうと普通の道を走っていった。途中、いくつかの道の駅に寄ってカーナビに登録していった。しばらく走っていると夕陽が綺麗に染まっていた。走行距離560kmでガス欠のランプが点いた。エンジンを掛けお湯を沸かしたのでその分ガソリンを喰ったのだろう。ガソリンは52リッター入った。まだ8リッター余裕があった。だいたい燃費10.7kmぐらいで走っている。高速に乗り、遅いトラックの後ろで時速80kmを保てば燃費17kmは行くようだ。

 自宅には19:15に着いた。やはり新車、素晴らしいドライブが出来た。

                

いつも寄る慈恩の滝と TOYOTA WISH

竜門の滝はいつ見ても素敵だ

由布岳山頂付近に霧氷が付いている

飯盛ヶ城が狐色だ

東山いこいの森の案内板

ニシキギの紅葉が綺麗

夏に登った倉木山が見える

飯盛ヶ城と由布岳の展望

やまなみハイウェーを通る

三俣山山頂の霧氷

牧の戸展望所から沓掛山を望む 霧氷が付いている

沓掛山第2展望所への道

湧蓋山が見える 手前の草や木に霧氷が付いている

阿蘇へ向かう途中、ツゲのモニュメントが

九重連山がよく見える

望遠レンズで久住山の霧氷を写す

素晴らしいやまなみ風景

大観望からの眺め

大きな霜柱が出来ていた

九重連峰と阿蘇外輪山

米塚の裾も素敵だ

 荒々しい杵島岳の山肌

冬枯れの草千里(烏帽子岳)

草千里から噴煙を上げる中岳を望む

風力発電の羽根が林立する俵山

夕陽に染まる町を通って自宅へ