北海道、本州、四国、九州の山地に生えるキキョウ科の多年草。花期は6〜8月。草丈は50〜100cm。花の長さは約1cm。花は茎頂と上部の葉腋から伸びた総状花序につく。花柄は短く1〜3mm。花冠は青紫色で基部から5深裂し、裂片は線形で長さ約1cm。平開してそり返り、離弁状に見える。花柱は花冠裂片とほぼ同長だが、花冠裂片がそり返るので長く突き出る。名前の由来は、花冠が細く裂けるのを神前につける紙の四手に例えたものとか。シャジン(沙参)はツリガネニンジンの漢名、またその根の生薬名。
8月中旬、太宰府I.Cから九州道に乗り、益城熊本空港I.Cで降りる。地蔵峠に寄ったあと高森町の阿蘇野草園のそばの林道で、可愛いシデシャジンの花が咲いていてくれました。