リンドウ科の2年草。別名トウヤク。本州、四国、九州の山や丘陵地の草地などに生える。花期は9〜11月。草丈10〜25cm。花の径は1.5cm内外。名前の由来は、茎や根を乾燥して煎じ薬にしますが、熱湯に千回振り出してもまだ苦い事からついた名前とか。別名のトウヤク(当薬)はその煎薬の名前。健胃薬として有名ですが、江戸時代後半まではノミ、シラミよけ等に利用されていたとの事で、健胃薬としてはあまり使われていなかったそうです。苦味健胃薬として本式に使われる様になったのは明治時代以降とか。
10月下旬、大分県由布市の倉木山山麓に寄りました。可愛いセンブリの花を見つけました。