蛤岳〜背振山」   2008年5月16日(金)

 

5月初旬に私が住んでいる福岡県筑紫郡那珂川町と佐賀県みやき町の県境の蛤岳に登りましたが、今回はもう一つ向こうの背振山まで行こうと思い立ちました。

5月16日、登山口の坂本峠にスクーターに乗って7時20分に着いた。登山準備をして7時30分に出発。ここ坂本峠から蛤岳まで4.1kmで2時間。蛤岳から背振山まで4.1kmで2時間。背振山まで片道8.2km、4時間掛かってしまう。7時半から行けば背振山頂で昼には弁当を食べられるだろう。行けるかどうか心配だがとにかく行ってみよう。

 蛤岳までは何度か登っているので気楽に登れたが、蛤岳から背振山までは行ったことがない。険しいのではないかと心配しながら登っていく。途中、コガクウツギ、ギンリョウソウなどをカメラに収めながら先を急ぐ。蛤水道の心地よい水音を聞きながら一歩一歩蛤岳に近づいていく。山頂にはちょうど2時間で着いた。大きな石が何個もあり、なかでもひときわ大きいひびの入った蛤岩は山名の由来となっている。山頂で咲き始めたヤマボウシを見つけました。

 蛤岳山頂で15分休憩して背振山を目指す。杉林や檜林の静かな登山道を進んでいく。途中シロバナニシキゴロモやミヤマシキミなどが咲いていました。背振山頂に近づくにつれコバノミツバツツジが目に付くようになる。もう花期はだいぶ過ぎているがまだまだ見られるものもある。後方からうるさい声の一団が近づいてくる。多分どこかの学校の遠足だろう。一緒にならないように先を急ぐ。

 長い石段を登りきれば広い場所に出る。背振山頂付近の駐車場だ。航空自衛隊のレーダー基地もある。山頂への標識に従って進んでいき山頂に立つ。蛤岳山頂から2時間6分掛かった。先客は4人と犬1匹。あとから2人。弁当を食べていると福岡市内の中学校の遠足で大勢の人だかり。山頂で記念撮影をするのだがうるさいこと。先生が怒鳴りながら整列させる。もっと静かにできないのだろうか。怒鳴らなければ言うことを聞かないのだろう。先生達も周りの人たちの迷惑を考えて欲しい。「お騒がせしてすみません」の一言も無かった。

 生徒達が駐車場付近で弁当を食べている間に下山する。一人で静かに坂本峠を目指して行く。ツクシタニギキョウがたくさん咲いている。ホウチャクソウもまだ咲いている。ヤブデマリの花も見られた。マムシグサの仲間のツクシマムシグサも咲いている。

 蛤岳近くで先日教えてもらったエビネランの咲いている場所を探したがどこだか忘れてしまって探し出せない。行ったり来たり、道に迷ったりしてだいぶ時間をロスした。見つけだせないまま蛤岳山頂に立つ。蛤水道に下り、これも教えてもらったサイハイランの咲く場所を探した。場所は思い出したが、まだ花穂が出たばかりで花は咲いていない。あと10日ぐらいしたら咲くかな?

 蛤岳から坂本峠までの道は遠く感じた。足が痛くならないか心配しながら歩く。どうにか痛まずに坂本峠まで辿り着くことが出来た。歩行距離16.4km。歩行時間9時間30分。スクーターに乗り30分で自宅へ。家でゆっくり風呂に浸かって躰を癒した。

 

坂本峠にある案内板
坂本峠〜蛤岳〜背振山へと登る

8.2km、約4時間掛かる

まず薄暗い林の中を行く

コガクウツギが咲いていた

明るい登山路、気持ちがいい

ギンリョウソウに出会えた

木漏れ日の杉林

水音が心地よい蛤水道を歩く

蛤岳への標識が見える

登山路に伐採された根っこがある

蛤岳山頂に着いた

大きな蛤岩がある

山頂にヤマボウシの花が咲いている

山頂の案内板
これから背振山を目指す

明るい林の中を進む

感じのいい登山路

シロバナニシキゴロの大きな株

ミヤマシキミの花が咲いていた

背振山に近づくと整備が進んでいる コバノミツバツツジがまだ残っていた

長い石段を登れば開けた場所のようだ 駐車場だった

背振山山頂は祠とドームが同居している 山頂の標識
1055mの文字が見える

今来た方向を振り返る 山頂で記念写真を写して貰う

中学生の遠足で騒がしくなった 坂本峠に向けて下山

ツクシタニギキョウがたくさん咲いている ホウチャクソウがまだ咲いている

ヤブデマリが咲いている ツクシマムシグサも咲いていた