ライチョウ(雷鳥) キジ目キジ科

大きさ:37cm。分布:留鳥として南北アルプスと新潟県火打山・焼山に分布。環境:標高2000m以上のハイマツ帯や高山草原。夏羽では、オスは上面が黒褐色で下面は白色。メスは全体に褐色。冬は雌雄とも全身白色。オスは目の上に赤い肉冠{鶏冠(とさか)}がある。足指にも羽毛がある。氷河期の遺存種。あまり飛ばず、歩きながら植物の芽や葉、種子、果実を食べ、幼鳥は昆虫も食べる。ハイマツの陰に巣を作り、抱卵や子育てはメスの役割。夏は霧が出るとよく姿を見せ、親子連れにも出会う。体色は保護色で、日照時間の変化を感知して換羽する。国の特別記念物で生息数は約3000羽。オスは雪の残る5月頃から広さ3~6haの縄張りを持ち、見張り場でメスや他のオスを見張る。オスは繁殖期に赤い肉冠が目立つ。(名前がわかる野鳥大図鑑より)

10年数ほど前の6月初旬、勤務していた会社のOB会の登山クラブの山行に参加しました。木曽駒ヶ岳に登った後、木曽御嶽山にも登りました。山頂へと続く雪原の脇のハイマツ帯で雷鳥のオスを見つけました。

2009年6月8日 長野県木曽郡 御嶽山