去年の5月、PNKの人たち10人ぐらいを島根県の船通山に連れて行った。山頂はカタクリの群落で素晴らしかったのだがきつかったと言う人もいたので、簡単に行ける広島県庄原市総領町の「カタクリの里」に行ったらどうだろうかと思いついた。去年の秋、その場所へ下見に行って場所を確認した。毎年4月の中旬ぐらいに咲くとの話を聞いた。
今年の4月の中旬、私の車で4人で行くことにした。片道500kmぐらいなので朝早く出かけなければならない。朝4時に起き、HPの更新をしたり食事をしたりして6時には自宅を出発。太宰府I.Cに入るまで3人を乗せ7時頃には高速に入れた。
三次I.Cで高速を降り、「すき屋」で昼食として牛丼を食べる。そして島根県の赤名湿地性植物群落に寄る。12時少し前に着いて、去年トキワイカリソウが咲いていた場所に寄ったがまだ全然咲いていなかった。ミツガシワがたくさん咲いていた湿地帯に行くとほとんどが蕾だった。今度、4月28日に船通山に行くときに寄ったら満開になっていることだろう。船通山山頂のカタクリも4月末だと丁度良いだろう。
奥に方に足を伸ばすとショウジョウバカマ、キクザキイチゲ、カタクリ、ミヤマカタバミ、カタクリが僅かづつ咲いていて目を楽しませてくれた。少し離れたところにスハマソウ、ザゼンソウも咲いていました。スハマソウは初めて、ザゼンソウは久しぶりに見ました。
宿は広島県東広島市の「ホテル・カモ」で「天然温泉入浴付♪温泉癒しプラン5400円」に申し込んでいた。チェックイン後早速温泉に浸かり食事処で酒と食事で腹を満たす。
翌日、7:15に宿を出発。私は5時頃宿を出て付近を散策しミツバツツジやシバザクラを撮していたのだが、遅くまで寝ていて散策しなかった人が羨むので途中でシバザクラの咲いている所が有ったので寄ることにする。そこにはミツバツツジも咲いていた。シバザクラを撮していると地元の人がもっと先に行けば国が管理しているもっとシバザクラがたくさん咲いている「シバザクラの里・乃美」が有るという。
そこを捜して寄ってみると言われるとおりたくさんのシバザクラが咲いていた。暫く撮して帝釈峡に向かうが、駐車場が心配なので先に「カタクリの里」に寄ることにした。道路脇に数台停めれるようでまだまだ余裕が有った。民家の裏山にもう数人のアマチュアカメラマンの姿が見える。我々も早速撮しに行く。今年は暖かいのでもう満開時期を少し過ぎているように感じた。
持ち主がいたので「去年下見に来て今日4人で来ました。」と言うと気をよくしたのか上の方の咲き始めのカタクリの場所へ案内してくれた。初めはあんまり開いていなかったカタクリも1時間弱そこにいれば花びらもクルッと反りかえってくれた。そばにはイチリンソウ、ヤマエンゴサク、スズシロソウ、フウロケマンの花も咲いていた。
次に上帝釈峡へ向かう。茶店でまず昼食を済ます。茶店のすぐそばにはキバナノアマナが咲いていた。秋にはそこにキバナアキギリも咲くところだ。自然石で出来た大きな雄橋の所まで歩いていく。途中、スズシロソウ、ニリンソウ、ジュウニヒトエ、スハマソウ、ヒトリシズカ、シロバナエンレイソウ等が咲いていた。
雄橋に着くと私のカメラのバッテリーが切れたので「電池が切れたらカーエロ」と言って戻ることにした。途中、初めて見る「フタバアオイ」を見つけたので、暫くスイッチを切って置いたカメラがなんとか1、2枚撮せる余裕が出来た。上帝釈峡の駐車場に戻り、午後1:30出発、庄原I.Cから高速に乗り太宰府I.Cで降りる。走行距離1024km。最後はあくびが出てきたがなんとか無事に運転することが出来た。
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