2006年6月10日(土)

岩井川岳(いわいごうだけ 1522m)〜扇ヶ鼻(1698m)  大分県竹田市久住町


  (メンバー) 松九会:藤井哲夫・和子夫妻、澤田眞次、松下貞一、原田和夫、
        福岡まいづる山岳会:
一山 了、井上孝、大宅道雄、石内美佐子、
                 澤田 律、山田信廣

  (コースタイム)
  瀬の本登山口10:10…岩井川岳分岐…11:40岩井川岳(往復)…12:25扇ヶ鼻山頂(昼食)13:15…14:33登山口 =はげの湯温泉=

 ミヤマキリシマの花見は、近年は牧の戸峠を基点として登っていたが、車の置き場に難があるので、瀬の本からのルートを試みてみた。瀬の本には三愛ドライブインの大きな駐車場があるが、やまなみHWを牧の戸側へわずかに行くと、左右に駐車帯があり先着の車が既に10数台。ここからゲートのある林道を登って、林道終点の尾根取りつきからは赤松の大木とアセビの林が続き、ちらほらとミヤマキリシマが目についてくる。

 登山者も少なく快適に登り、樹林帯がきれ開けた所のすぐ右の小枝に、小さな板切れの「岩井川岳」の標識がつるされている。右に折れ広々とした草原状の緩やかな下りが続き、イワカガミやマンネンスギまどが顔を見せ、ササ原に小さな標識の立つ山頂に着く。目の前に遮るものはなく、阿蘇の五岳(釈迦涅槃像に例えられる)が悠然と横たわっている。

 引き返し扇ヶ鼻へ向かうが、だんだんと急な登りとなり雨が来たら登りも下りも大変だ…。頭上にはドウダンツツジのトンネルが続き、最盛期だったら壮観だろう。この林を抜けると頂上は、もう間近…大きな岩の周囲にはたくさんの登山者が弁当を広げている。みな座る場所を求めて斜面に分け入りすべてを踏みつけている。このありさまを”北海道の大雪山の監視員が見たら”なんと言うか!?…☆そこの芝草の上に、カメラなどを置かないでくださいッ!!☆…数年前、私は大雪山旭岳で昼食をしようと座ったところで怒鳴られた…ウーン、九州はまだおおらかだなぁ…?

 肝心のミヤマキリシマは今年は全くダメで、昨年のピンクの絨毯はどこへ?といった感じ・風も冷たく弁当をすまして即下山。涌蓋山の北面へ回り”はげの湯温泉”へ、いい湯だった。
                                              (藤井哲夫
 記)

瀬の本高原に到着

やまなみハイウェイ沿いの登山口より出発

 

 

最初は広い登山道

岩井川岳山頂が見えてきた

登山路にミヤマキリシマも見えだした

だだっぴろい岩井川岳山頂へ向かう

 岩井川岳山頂で記念撮影

これから扇ヶ鼻を目指します

ドウダンツツジがたくさん咲いています

アセビの林の中を通ります

ミヤマキリシマの群落場所なのだが花は少ない

扇ヶ鼻の山頂が見えてきました

山頂付近からの九重連峰の眺め

扇ヶ鼻山頂で記念撮影

向こうに見えるのは星生山

素晴らしい景色を見ながら昼食

下山開始

ミヤマキリシマ、ツクバネウツギ、ドウダンツツジなどを見ながら進む

広い笹原を歩くのは気持ちがいい

マイヅルソウの群落

ミヤマキリシマの群落

フタリシズカも咲いていました

登山口に着きました

はげの湯の豊礼の湯で汗を流す
(写真:原田和夫、
澤田眞次)