オトコヨウゾメ

本州(北陸地方を除く)、四国、九州の山地の樹林内や林縁に生えるスイカズラ科の落葉低木。花期は4〜5月。よく分岐して茂り高さは3mほどになる。枝先に散房花序を出し小さな花を付ける。花序の柄の長さは2〜3cm。紅色を帯び、基部に葉が一対付く。花冠は直径6〜9mm。名前の由来は、ガマズミ類をヨウゾメと呼ぶ地方があり果実が熟すと子供達が食べる。ガマズミに比べて本種の果実の方が痩せていて食用にならないので男を冠してオトコヨウゾメになったのではないかという見解がある。

5月中旬、大分県九重・黒岳に男池から登りました。麓の方ではオトコヨウゾメがたくさん咲いていました。先日、黒岳の反対側の白水鉱泉の方から登った時もたくさん咲いてました。

2010年5月14日 大分県九重・黒岳