2006年1月26日(木)〜1月30日(月)

ニセコスキーツアー   北海道


(メンバー)

    松九会:藤井哲夫・和子夫妻、角 勇賢、藤 重光、澤田 律、

    福岡まいづる山岳会:井上 孝、一山 了、元木政彦、甲斐道代、影田直樹
              中原米子、平島章子 

 恒例のニセコスキー。昨年末からの寒波で今年は雪が多いと聞いているが、新聞には「スキー場便り」の掲載がない。

 札幌上空は雪で着陸できないかも?、旭川か羽田着陸の条件付きで福岡空港をテイクオフ。案の定、津軽海峡・札幌上空でおよそ1時間ほど旋回待機して無事着陸。

 午後、常宿の高木山荘に着くと、すぐに仕度をしてゲレンデへ。数本滑って足慣らし。翌27日から29日まで3日間をヒラフ・東山・アンヌプリと広大なゲレンデを滑り廻るが、新人2人にはスキー教室で、2日間のレッスンを受けてもらう。

 スキー客は年々減少気味で、修学旅行生とわずかなヤング・ボーダー、それに我々シニアが加わった程度で、トリノへみんな行ってしまったのか?…。それにしても外国人は増えた。ニセコには外国資本(オーストラリア)が入り、シドニーやメルボルンから札幌への直行便も就航し、向こうは今夏だから冬の北海道へ大挙してバカンスに来ているようだ。

 リフトに乗って横から突然 ”Good morning! There was a good deal of snow on the summit" とか、なんとか声をかけられ、困惑してしまう。ゴンドラでは若い女性が前に座ると、こちらの仲間との会話もしにくくなる?が、これも外国語不勉強のせいだが、今更何ともなるもんかねぇ…と、ぼやくしかない。スキー場もレストランも英語のアナウンスが増え、こっちが外国にスキーに行っているような気分になる。

 天候は曇って雪が舞ったり、薄日が射したりで、花園ゲレンデに行ってみると、さすが北面のコースだけに猛烈な吹雪?に遭遇し、これは寒くてとても滑れる状態でなく即座に引き返す。東山コースは距離も短く、傾斜も適度に変化があり面白いが、リフトの便利が悪く東山ゴンドラは運休状態(客が少なくて)で、上部に上がるには600mあまり緩斜面(平坦な)を滑り、プリンスゴンドラのみしか手段がなく、これではますます敬遠されそう。アンヌプリ・ゲレンデは南面なので、風もなく暖かい。ゴンドラ終点の頂上付近での積雪量は、ちょうど4mの標識を示しており、雪質も良好で、みな思い思いに楽しむ。

 最終日、教室の2人は折角だからと、プリンスゴンドラで東山へ上がり、連絡路を歩いてヒラフスキー場の上部へ散策に回り、1000mヒュッテの「鐘」を鳴らして下山。皆と合流し、教室仕上げのスキーを楽しんで、無事打ち上げた。                 (藤井哲夫 記)

 

 

 

 

 

   

 

(写真 藤井哲夫)