ネズミモチ(鼠黐)

本州(関東地方以西)、四国、九州、沖縄の暖地の山地に生えるモクセイ科イボタノキ属の常緑小低木。花期は6月。高さは5mほどになる。花は5〜12cmの円錐花序、花冠は5〜6mmの筒状漏斗形で半ばまで4裂し、裂片は平開する。雄しべは2個。雄しべと花柱は花筒から少し突き出る。名前の由来は、果実の色や形が鼠の糞のようで、葉がモチノキに似ている事によるとか。この花は昔住宅街でよく見た。私が小学生の頃、この花に寄った紋白蝶をよく追ったものだ。

7月上旬、佐賀県東松浦郡七山村の樫原湿原に寄りました。駐車場近くの弁財天の鳥居のそばにネズミモチを見つけました。蝶が花の蜜を求めて飛び回っていました。この蝶はアカタテハのようです。

2003年7月4日 佐賀県東松浦郡七山村樫原湿原付近