ネコノメソウ(猫の目草)

北海道、本州の山地や丘陵の沢沿いのどの湿った所に生えるユキノシタ科の多年草。走出枝(ランナー)を伸ばして増え群生する事が多い。花期は4〜5月。草丈は5〜20cm。花茎の先に直径2mm程の小さな花が10数個集まってつく。花には花弁が無く、黄緑色の萼片が4個有る。ネコノメソウ属は殆どの種類が8個の雄しべを持つが、ネコノメソウは雄しべが4個しかないのが特徴との事です。果実は熟すと2つに割れる。この裂開した果実の形が猫の目に似ているというので、猫の目草の名が付いたと云われる。

4月上旬、大分県大分郡庄内町白水湿生花園に寄りました。カタクリはもう終わりかけでした。水辺の近くのエゾノリュウキンカが植えてある所の下草をよく見るとネコノメソウがびっしりと生えていました。ネコノメソウの分布は北海道、本州との事ですからエゾノリュウキンカと一緒について来たのでしょう。

2004年4月6日 大分県大分郡庄内町白水湿生花園