ミヤマチャバネセセリ(深山茶羽挵) セセリチョウ科セセリチョウ亜科
①時期:ふつう年2回発生。4月下旬~5月とフ~8月に出現。②生息地:やや山地性。河川周辺の日当たりのよい草原など。③見られる場所:ツツジ類、アザミ、類などで吸蜜。獣糞にも集まる。④分布:本州~九州。⑤大きさ:6~22mm。⑥雌雄:よく似ているが、雌はやや大きく、表面の白色斑が発達。⑦季節型:第2化以降は大形になる。⑧食草:イネ科のススキ、オオアブラススキ、チガヤなど。
河原の草原などを、目にもとまらぬ速さで飛んでいく黄褐色のセセリチョウ。どこでも数はそれほど多くない。後ろばねの裏面、白い斑紋列の内側に大きめの銀紋がひとつあるのが、よく似たセセリチョウとの判別ポイント。⑥雄はなわばりをもち、決まった場所で後ろばね全開、前ばね半開のスタイルで警戒する。(「ヤマケイポケッテガイド⑨ チョウ・ガ」より)

2006年8月3日、熊本県阿蘇市の一の宮町に寄りました。ミヤマチャバネセセリがヤツシロソウの蜜を吸っていました。