メスグロヒヨウモン(雌黒豹紋) タテハチョウ科タテハチョウ亜科

@時期:年1回、6〜7月に羽化。低山地では一時夏眠した後、9〜10月に再び活動。A生息地:平地の雑木林〜山地の樹林周辺。B見られる場所:アザミ類、オカトラノオ、ウツギ、セリなどで吸蜜。C分布:北海道〜九州。D大きさ:30〜40mm。E雌雄:雌の地色は黒褐色、雄は赤褐色。F季節型:ない。G食草:スミレ科スミレ属各種。
これでも同種かと疑いたくなるほど、雄と雌が似ていない。E雄はいかにもヒョウモンチョウ風の柄だが、雌は黒地に白い帯が走る粋な姿。オオイチモンジと間違える人がいてもおかしくはない。A雄は日当たりのよい樹林周辺の草むらにすみ、雌ははね色と同様、やや暗い環境を好む。(「ヤマケイポケッテガイドH チョウ・ガ」より)

2014年7月24日、長野県大町市八坂相川の唐花見湿原に寄りました。メスグロヒヨウモンがノリウツギの蜜を吸っていました。