クロヒカゲ(黒日陰) タテハチョウ科ジャノメチョウ亜科
①時期:暖かい地域では年3回発生、5~9月に出現。寒冷地では年1~2回発生。②生息地:平地~亜高山帯まで広く見られる。③見られる場所:クヌギなどの樹液、腐果に集まる。地上で吸水する。④分布:北海道~九州。⑤大きさ23~33mm。⑥雌雄:雄は前ばね裏に黒い毛の束(性標)がある。⑦季節型:ない。⑧食草:夕ケ科のササ類。
ヒカゲチョウを黒っぽくした感じのチョウ。後ろばね裏面の目玉模様の内側にある線が、ヒカゲチョウより強く「く」の字に曲がる。②林内や林縁の高い空間を素早く飛び、葉の上にとまる。⑥雄は午後なわばりをつくり、日が傾くころからさかんに飛びまわる。⑧ヒカゲチョウに比べ、大きな葉のササ類を食草とする。樹液を吸うとき以外は、樹幹にとまることはない。(「ヤマケイポケッテガイド⑨ チョウ・ガ」より)
2011年7月11日、長野県北安曇郡小谷村の栂池自然園に行きました。クロヒカゲを見つけました。