本州、四国、九州、沖縄、朝鮮半島、中国、台湾の日当たりの良い原野、海岸、川辺の土手、林縁、道端などに生えるナス科クコ属の落葉低木。枝には稜があり、葉腋や枝先には刺がある。葉は互生。花は短枝の葉腋に淡紫色の花が1〜3個つく。花冠は長さ約1cmの漏斗状、上部は5裂する。萼は鐘形で、上部は普通5裂する。液果は長さ約1cmの楕円形、晩夏から初冬にかけて赤く熟す。用途は若葉は食べられる。果実は果実酒にする。乾燥した果実は強壮、解熱に使われる。名前の由来は、漢名の枸杞を音読みしたとか。
9月下旬、福岡県糸島市の芥屋の大門付近に寄りました。車道沿いの藪で可愛いクコの花が咲いていました。