@時期:年1回。平地では3月下旬から、山地では5月から見られることが多い。A生息地:雑木林の周辺。B見られる場所:フキノトウ、アセビ、カタクリ、キプシなどで吸蛋。C分布:北海道〜九州。D大きさ:11〜16mm。E雌雄:雌の表面はより青つぽい。F季節型:ない。G食草:ツツジ科、スイカズラ科、バラ科の植物の花やつぽみ。本州の平地〜低山地ではアセビを好む。
春いちばんに姿を見せる小さなチョウ。まだ枯れ草色の風景の中、木肌模様のはねを閉じたまま、横倒しになったような不思議なスタイルで日向ぼっこする。飛ぴたっと、くすんだ空色の表面がのぞく。E雌に比べ、ちょっと地味めで小さい雄だが、なわばり意識が強く、ほかのチョウや昆虫たちを追飛する。足もとから飛びたって、やっとその存在に気づく地味で小さなチョウ。(「ヤマケイポケッテガイドH チョウ・ガ」より)
2016年8月5日、長野県諏訪郡下諏訪町の八島が原湿原に寄りました。コツバメを見つけました。
コツバメとミヤマキリシマ (2016年5月18日 くじゅう沓掛山)