コチャバネセセリ(小茶羽挵) セセリチョウ科セセリチョウ亜科
①時期:本州の平地では年2回、5月と7~8月に出現。山地では年1回発生。②生息地:平地~山地。③見られる場所:ヒヨドリバナ、アザミ類などで吸蜜。動物の排泄観にも集まる。雄は湿地などで吸水。④分布:北海道~九州。⑤大きさ:14~19mm。⑥雌雄:雌は、前ばね表の白色斑が大きい。⑦季節型:夏型は、はねを縁どる縁毛が白黒交互になる。⑧食草:夕ケ科のササ類など。
近くに林のあるササやぶなどで見かけることの多い黒褐色のチョウ。②市街地でも出合うことのあるふつう種だが、南西諸島をのぞく日本列島の特産種。直線的に素早く飛び、花で吸蜜。雄は、よく地上で吸水し。しばしば集団をつくる。⑥雄は夕方枝先などでなわばり行動をとり、侵入者が近づくと激しく追い払う。その年、最初に羽化した春型(第1化)はハルジオンの花によく来る。(「ヤマケイポケッテガイド⑨ チョウ・ガ」より)

2012年5月12日、福岡県北九州市小倉南区の平尾台に寄りました。コチャバネセセリがカノコソウの蜜を吸っていました。