(2003年9月23日)

北海道よりの便り

北海道の釧路在住の小川さんより最近写された花が送られて来ました。北海道の花ばかりではなく、いろんな所に

行かれて写されています。

キンレンカ(金蓮花)。

釧路の路傍に咲いていたそうです。

「釧路市の花」に指定されているそうですよ。

原産地は南アメリカ。ノウゼンハレン科キンレンカ属の

春蒔き1年草。花期は6〜10月。

普通、ナスタチウムと言う呼び名で知られています。

以前、福岡市植物園の温室の中で見た事があります。

てっきり温室の中でしか咲かない花だと思っていました。

 

ハナイカリ(花錨)。

小川さんの住んでいる北海道の野山に咲いていたそうです。

リンドウ科ハナイカリ属の2年草。花期は8〜9月。

船の錨のような形の花をつける。花冠はやや緑色を帯びた

淡黄色で、深く4裂し、各裂片の下部は線形の距となって四

方に広がります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フジアザミ(富士薊)。

山梨県の三ツ峠山で写されたそうです。

キク科アザミ属の多年草。

花期は8〜10月。

富士山周辺に多いことからこの名があると云う。

日本産のアザミでは最大の花と葉だそうです。

昔、松本清張原作の推理ドラマで、この富士薊を取りあげ

ていた事を思い出します。

 

 

 

 

 

 

 

 

イワインチン(岩茵陳)。

栃木県の那須岳で写されたそうです。

キク科の多年草。別名イワヨモギ、インチンヨモギ。

花期は8〜10月。

亜高山帯〜高山帯の乾いた草地に生えます。舌状花

は無いそうです。

 

 

 

ヒロハヘビノボラズ(広葉蛇上らず)。

栃木県の那須岳で写されたそうです。

メギ科の落葉低木。

花期は5〜6月。果実は10月に真っ赤に熟すそうです。

ヘビノボラズと云う変な名前は、枝に鋭いトゲがあり、

蛇も上れないと云う意味だそうです。