(2003年8月10日)

北海道の花7

北海道の小川さんより、8月の花が送られて来ました。8月2日に夕張岳、8月7日に斜里岳に登られたそうです。

その時写された素敵な花です。他に釧路市内で写されたものも有ります。

北海道はそろそろ夏が終わり、花の季節も過ぎようとしているとの事です。今年の北海道の花の便りも今回で終

わりだそうです。又、来年を楽しみにしましょう。

 

ミソガワソウ(味噌川草)。夕張岳にて撮影。

分布、北海道、本州(中部地方以北、奈良県)、四国(石鎚山)。

低山帯〜高山帯の渓流沿や湿った草地に生えるシソ科の多年草。

高さ30〜100cm。花冠は長さ2.5〜3cm。花期は7〜9月。

 

 

 

 

 

 

 

 

エゾクロクモソウ(蝦夷黒雲草)。夕張岳にて撮影。

分布、北海道、本州(東北地方)。千島、カムチャッカ。

低山帯〜高山帯の湿った草地や流れに沿った岩上に生えるユキノ

シタ科の多年草。高さ20〜30cm。花期は7〜8月。

 

 

 

 

 

 

チシマノキンバイソウ(千島の金梅草)。夕張岳にて撮影。

別名クロバナヒョウタンボク。

分布、北海道(ニセイカウシュペ山、大雪山、石狩岳、、夕張岳、余市

山地)。東北アジア。

高山帯の湿った草地に生えるキンポウゲ科の多年草。

高さ20〜60cm。花期は7月〜8月。

 

 

 

ダイモンジソウ(大文字草)。斜里岳にて撮影。

分布、北海道、本州、四国、九州。

山地の湿った岩上に生えるユキノシタ科の多年草。

花期は7〜10月。高さ10〜30cm。

 

 

 

 

 

カラフトイチヤクソウ(樺太一薬草)。斜里岳にて撮影。

分布、北海道、本州(東北地方)。南千島、サハリン。

亜高山帯〜高山帯の草地や砂礫地に生えるイチヤクソウ科の常緑

多年草。

花期は7月〜8月。高さ10〜20cm。

 

 

 

 

 

 

 

 

ウコンウツギ(鬱金空木)。斜里岳にて撮影。

分布、北海道、本州(岩木山、八幡平、岩手山、焼石岳、早池峰山)。

東アジア。

亜高山帯〜高山帯に生えるスイカズラ科の落葉低木。

花期は7〜8月。高さは約1.5m。

 

 

 

リンネソウ(リンネ草)。斜里岳にて撮影。

別名エゾアリドオシ、メオトバナ。

分布、北海道、本州(中部地方以北)。周北極地方。

亜高山帯〜高山帯の林内や林縁に生えるスイカズラ科の常緑矮性

低木。

花期は7月〜8月。

リンネソウのリンネとは、仏教の輪廻(リンネ)ではなく、スウェーデン

の植物学者のリンネに因んだ名前だそうです。

 

 

タチギボウシ。釧路市内にて撮影。

私の持っている花図鑑にはタチギボウシという名前は載っていません

でした。

九州で見かけるギボウシの中では、コバギボウシに似ていますね。

でも、葉っぱが違うようですね。しかしここに写っている葉っぱは、別の

植物の葉っぱかも知れませんね。

ギボウシの仲間で北海道に生息するのは、やはりコバギボウシぐらい

しかないようです。コバギボウシの変種かも知れませんね。

 

 

 

 

 

リシリヒナゲシ(利尻雛芥子)。釧路市内にて撮影。

別名ミヤマヒナゲシ。

分布、北海道(利尻山)。

高山帯の砂礫地に生えるケシ科の多年草。

でも、小川さんの近所の道端に咲いていたそうです。

花期は7月〜8月。高さ10〜20cm。