本州、四国、九州の山地のやや乾いた木陰に生えるキク科コウヤボウキ属の多年草。花期は9月〜11月。草丈30〜70cm。花の長さは約2cm。葉は茎の中央部に集まり、長さ10〜20cmの卵状楕円形で、ふちに粗い鋸歯が有る。名前の由来は、柏(ブナ科落葉高木)に似た葉をつけるハグマと云う事。ハグマ(白熊)と云うのは仏具のホッス(払子)に使うヤク(ウシ科の哺乳類)の毛の事で、花をそれ見立ててついたとか。
10月上旬、大分県の由布山麓を散策しました。木漏れ日のあたる林の中で可愛いカシワバハグマを見つけました。一ヶ月前に来たときは蕾でしたが今回出会えてとても嬉しいです。