(2005年11月21日)

亀岳・笛岳

11月21日、佐賀県佐賀郡富士町の亀岳と笛岳に

登る事にした。OB会の松九会登山クラブで忘年登

山として12月10日(土)〜11日(日)に亀岳と笛岳

に登り、玄海温泉に入浴し民宿に泊まるという計画

なので、どんな山だろうと思った。近くの樫原湿原に

はよく寄るのだが亀岳・笛岳には登った事がありませ

んでした。樫原湿原から亀岳へは歩いて65分ぐらい

だが私はスクーターで登山口に行き、登山口から歩い

た。ここからは25分で山頂に着けるそうだ。

 

台風の影響だろうか、杉の木がたくさん倒れている。

幸い倒れた場所は登山道より離れた所なので気持ち

よく登る事が出来た。

 

 

 

 

 

 

 

歩いて16分で亀岳山頂に着いた。

山頂には大きな岩が有る。

ここで、コンビニで買ったパンと、家の冷蔵庫から持って

きたソーセージをほう張る。お茶は家でやかんで湧かした

ウーロン茶だ。今日の昼食の出費はパン代105円。

少し風が冷たい。懐も寒いようだ。今週末、まえの会社の

写真部の創設30周年記念で京都に撮影旅行に行くので

出費を控えているのだ。旅行代25,400円は払ったがあと

20,000円ぐらいは必要だろう。

 

三等三角点が有り、小さな標識が木の枝にくくり付

けてありました。

標高は739.9mです。

登山口から少ししか登っていないのにこんな標高だ。

 

 

 

 

 

 

地元で信仰の対象になっていたらしく岩の上に鳥居が

有り、亀岳神社が祀ってありました。

 

 

 

 

 

 

 

 

よく晴れていたので景色がよく、手前に笛岳、奧に浮岳、

はるか彼方に唐津湾が見える。

亀岳を下山し、樫原湿原に寄ってみた。監視小屋を覗くと

「樫原湿原を守る会」の人が二人と、湿原を調査している

先生がいました。今度、樫原湿原に車を停めて亀岳に登

ると言うと、車を停めるのは樫原湿原を見学する人だけ、

山に登る人は駐車禁止と言われた。近くの東屋の所なら

いいそうだ。以前ガイドブックに載った時、文句を言った

そうだ。コーヒーを御馳走になり、笛岳へと向かう。

 

笛岳登山口に着いた。

標識が有り、山頂まで20分でいけるとの事。

 

 

 

 

 

 

 

 

登山路は鬱蒼とした林の中を進んでいく。

木の幹には赤いビニールテープが巻かれているので

道に迷うことは無い。

 

 

 

 

 

 

 

たんだん風倒木が目立ってくる。

小さな標識が有った。

 

 

 

 

 

 

 

 

風倒木でこのありさまだ。

何度も幹を乗り越えたり、くぐったりして進んでいく。

 

 

 

 

 

 

 

 

鮮やかなマムシグサの赤い実が眼を引きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

笛岳も登山口から16分で着いた。

標高は698mです。

山頂は石積みの塔が有りました。そこに登らなければ

景色がよく見えない。

石積みの塔は浮き石も有り、ガラガラと崩れるのでは

無いだろうかと感じた。

 

 

 

 

亀岳同様、こちらも唐津湾がよく見える。

笛岳を下山し、「ななの湯」に寄った。

入浴料は500円。靴箱は100円必要。あとから100円

玉は戻ってくる。脱衣箱には10円玉がいる。

600円しか持ってこなかったので、スクーターの所に引き

返し1万円札を持ってきて両替してもらった。

入浴料500円と言っても実際には610円は持って行かな

ければお湯には浸かれないのだ。

「ななの湯」はつるつるのお湯で疲れも吹っ飛びます。

 

再び樫原湿原によると、もう監視小屋は閉まり、「樫原湿原

を守る会」の人達は誰もいなかった。

湿原は堆積した水苔を撤去しているようだ。以前から

水苔を撤去しようと言う話は有りました。水苔の上に

ノイバラ等、陸地の植物が入り込んでいる為だそうだ。

 

 

 

 

 

終わりかけのウメバチソウがまだ少し咲いていました。

最盛期にはロープが張ってあって写されないのだが、

終わりかけなのでロープは外されていた。

 

 

 

 

 

 

 

リンドウはたくさん咲いていました。

午後3時半過ぎなのでリンドウも萎み掛かっています。

今の時期、樫原湿原に来てもリンドウぐらいしか

見るものが無い。

あとは来年3月頃、ツクシショウジョウバカマが咲き出す

まで待つしかない。

 

 

 

 

午後4時を過ぎたのでだいぶ陽も傾きました。

逆光にススキが輝いていました。

もう帰ろう。

 

 

 

 

 

 

 

家に帰る途中、北山ダム周辺で黄色に輝く銀杏を

見つけました。

思わずスクーターを停め写真を撮った。

鳥居には「鏡神社」と彫ってあった。

「村の鎮守の神様」のように思えた。