イロハカエデ(いろは楓)

本州(福島県以南)、四国、九州の山地の多少湿り気の有る日当たりのよい斜面や沢沿いに生えるカエデ科カエデ属の落葉高木。高さ10〜25m。別名イロハモミジ、タカオカエデ。花期は4〜5月。直径4〜6mmの小さな花を復散房花序に10〜20個つける。暗紅紫色の花を開く。葉は手のひら状に5〜9裂する。 名前の由来は、葉の裂片を「いろはにほへと」を数えたことからとか。普通もみじと言うと本種をさす事が多い。

4月下旬、筑紫野市の武蔵寺(ぶぞうじ)に寄りました。藤で有名ですが、境内ではイロハカエデが可愛い花をたくさん付けていました。カエデは紅葉だけを楽しむものだと思っていたが、若葉や小さな花を見るのも、又、いいものですね。

 

2005年4月23日 福岡県筑紫野市武蔵寺