ウスキキヌガサタケを求めて城山へ」   2008年7月1日(火)

 

私の所属しているOB会(松九会)の登山クラブで6月28日に「ウスキキヌガサタケ探訪」と称して宗像市の城山〜金山に登る予定だったが雨の為中止になった。このところ雨が多くてなかなか山に登れない。しかし7月1日は梅雨の中休みのようなので急遽1人で登ることにした。コースは登山クラブの予定のコースを辿ることにした。地図はインターネットで検索しプリントした。3年前、この登山クラブで同じコースを登った記録があったのでそれをプリントして持っていくことにした。(その時私は参加していなかった)

 登山口は車が多く駐車困難との記録に基づいて列車で行く事にした。自宅から博多南まで車で行き。新幹線で博多駅まで。次いで博多から赤間まで快速列車。普通列車に乗り換え教育大前で降りる。駅で城山の登山口を聞き歩いていく。途中城山までの標識がたくさんあり迷うことはない。登山口はたくさんの車で溢れかえっている。車で来なくて正解だった。

登山口はトイレが有り、水くみ場も整備されている。詳しい人がいて向こうに「キヌガサタケ」があると教えてくれた。早速その方向へ歩いていってカメラに納める。白い「キヌガサタケ」が撮されて満足した。あとは黄色い「ウスキキヌガサタケ」をどうしても撮したいと思う。登山口の階段を登っていくと、もう下山して来る人が何人もいる。その人たちに「ウスキキヌガサタケ」の状態を聞くとみんな「綺麗に開いている」という返事が返ってくる。

心をときめかせて急な山道を登っていくと人が何人も集まっていた。ロープを張った傍に「ウスキキヌガサタケ」の姿が見えた。みんな写真を撮っているので私も脇から写させて貰った。綺麗な状態のものが撮れたので嬉しくなった。そのほかは私は見つけだせなかったがあとから人に聞くと4本は見つけたそうだ。登山路には見つけ出せなかったので多分ロープを張ってある中にこそっと進入して見つけだしたのだろう。そこまでしなくても良いだろう。1枚撮したのだからあとは撮さなくてもいいと思った。

 城山の山頂は広く、小屋には「ウスキキヌガサタケ」や他の野草の写真が貼られていた。昔は宗像氏のお城があったそうだ。少し休憩して金山へ向かう。石峠を経て金山南岳への登山路で「ツチアケビ」の花を見つけました。途中の木の幹には大きな「キクラゲ」も生えており2人づれのおばさんが一生懸命取っていました。一人がストックで「キクラゲ」をそぎ落とし、一人が下でそれを拾う。せっかくきつい思いをして山に登ったのだからこれくらいの恩恵に預かっても良いだろうと思った。これを見てとやかく言う人もいるかも知れないが…。

 金山南岳を経て金山北岳に登った。まだ昼前だったので金山南岳に戻り昼食を食べる。コンビニで買ったいなり寿司と巻き寿司のいわゆる「助六寿司」だ。たいてい山の弁当はこれにしている。あと食後のコーヒーとお菓子をとり午後1時に下山開始。眼下に見える泉ヶ丘の住宅地のバス停に13時54分に着くために急ごう。3年前の松九会登山クラブの記録を見るとそのバスに乗り遅れて炎天下の中、赤間駅まで歩いたとある。そのようなことにならないように私は昨晩インターネットでバス時刻を入念に調べた。

 金山南岳を下り石峠から泉ヶ丘方面に向かう。途中から歩きやすい林道に変わる。車道に出てバス停を捜す。舗道にバス入口とかバス出口などと書いてあるから多分こちらの方向だろうと住宅街の中を捜す。バス停を見つけほっとしたが早く着きすぎてバスがまだ来ない。時間より少し遅れてバスが来たのでそれに乗り赤間駅前で降りる。列車で博多駅まで行き。新幹線で博多南駅へ。博多南駅に停めていた車に乗って西鉄バス那珂川営業所近くの「湯あみの郷」で汗を流しそこで夕食をとって帰宅。

 

JR教育大前で下車

城山を目指す

登山口は車でいっぱい

案内板

「キヌガサタケ」に出会えた

城山登山口から階段を登っていく

登りが続く

「ウスキキヌガサタケ」にも出会えました

三郎丸分岐

広い城山山頂

城跡の名残らしきものがある

城山山頂で写して貰う

山頂からの景色

金山方面へ向かう

石峠

ツチアケビの花

金山南岳
標識が朽ちて倒れていたのでベンチに立てかけた

山頂からの景色
泉ヶ丘・赤間駅方面が見える

金山北岳方面に進む 金山北岳山頂に着いた

誰もいなかったので三脚を立てて
セルフタイマーで記念写真
金山南岳に戻り昼食をとり
石峠から泉ヶ丘方面へ下る

ダイコンソウが咲いていました 林道にはムサシアブミの大きな葉っぱが
木漏れ日に浮かんでいました

ムラサキニガナの花もたくさん咲いていた もうすぐ泉ヶ丘

泉ヶ丘の住宅地に出ました 住宅地の空き地で見た
ヤマゼリに留まるベニシジミ

バス停を見つけました 赤間駅に到着
これから列車に乗って博多方面に帰る