法華院温泉山荘連泊(5泊6日)  (大分県竹田市久住町) 
2014年6月29日(日)〜 7月4日(金)


 1週間ぐらい前に法華院温泉山荘をインターネットで料金などを調べ5泊6日で予約した。若い頃は九重は日帰りやテント泊が主だったが、退職してOB会の登山クラブに同行するようになってからは度々利用するようになった。2008年、2009年、2012年に泊まった記憶がある。この度は3ヶ月前に左足首を捻挫したことも有り、山頂は目指さず、坊ヶつる周辺を散策したり、温泉に浸かったりと、途中雨が降ることも考えてゆっくり5泊6日することにした。

 6月29日、朝4時30分頃起きてHPのUP、朝食、諸々の準備をして6時30分に家を出る。太宰府I.Cから高速九州道に入り、鳥栖ジャンクションから大分道を進む。途中玖珠S.Aで休憩して九重I.Cで高速を降り、吉部登山口へと向かう。

 吉部駐車場に人はいなかった。6日間も車を放置するのだから一言云っておきたかったのに。台の上に紙切れとチャック付きポリ袋が有ったので車の番号と日程とお金を入れて料金箱に入れる。暫く歩いて登山口に登山届けの用紙が有ったので、車の番号と日程を書いた。(宿泊5日目、宿の人から、以前、車を放置して乗っていた人の行き先が判らず問題になったことが有ると言われたので、私はちゃんとしていると答えた。)

 この登山口からは登らず、ゲートの先を暫く歩いて右へ入り込む登山道を進む。暫く歩くと右手の方から暮雨の滝の水音が聞こえる。なおも進むと林道に出た。これは大船林道ではないなとそのまま横切り登山道を進む。2本目の林道に出たのでこれが大船林道と確信して坊ヶつるへ向けて歩く。

 途中、大戸越しへの道が左側に有ったが無視して坊ヶつるへと進む。法華院温泉山荘のチェックインは午後2時なので坊ヶつるで昼食を済ませ宿に向かう。

 宿泊1日目、夜中の3時半に目が覚めた。私の口に何か触る者がある。ゴキブリかと思い跳ね退けたらコオロギの仲間の「カマドウマ」だった。ピョンピョン跳ね回るのを捕まえて窓の外へ放り投げた。トイレに行くとそこでも2匹ピョンピョン跳ね回っていた。翌日、宿の者に「25号室に別名は有るの?」と言ったがぽかんとしているので「カマドウマの間」と言ってやったら「出ましたか」と言って笑っていた。

 

6月29日 吉部登山口の駐車場に車を置く 1日300円で2日〜5日は500円
6日置くので、多いと思ったが800円入れた

ゲ−トを過ぎ、大船林道をしばらく歩いて登山道へと入る ワタナベソウが咲いている

ヤマアジサイが多い ウリノキも咲いている

明るい林の中の登山道 水の流れが見える 水音が心地よい

トチバニンジンの花 大船林道に出ました

そこを左に行くと大戸越しへの道だが今回はパス 坊ヶつるが近づいたようだ

そこを右に行くと暮雨の滝を経由して吉部へと続く 標識

坊ヶつるの入口に着きました 正面に白口岳が見えます

イブキトラノオが咲いています 坊ヶつるの湿原と平治岳

法華院温泉山荘が見えてきた 新しいモニュメントが出来ていた

特別室の25号室に入る 1泊2食で9,500円、景色が良くて鍵付きの部屋だ(特別室は4部屋有る) 部屋からの眺め

宿の周りを散策するとバイケイソウがまだ咲いている
麓の男池園地のバイケイソウは既に枯れているが
ヤマオダマキの花も咲いていた

6月30日 雨ヶ池方面を散策する予定
途中でコケモモの花に出会う
坊ヶつるにはシライトソウがたくさん咲いている

雨ヶ池方面へと向かう 雨ヶ池に着いたがノハナショウブはまだ咲いていない

シモツケが僅かに咲いていた 雨ヶ池からだいぶ下って、林の中でショウキランを撮す

坊ヶつるに戻ろう 宿に戻って部屋から景色を眺める
平治岳〜大船山がよく見える

7月1日 部屋から朝焼けを撮す 朝焼けのあとは綺麗な雲

やっと夜明けだ 法華院温泉山荘をあとにしてすがもり峠を目指す

北千里ヶ浜に着いた 振り向けば大船山 右に猿岩が見える
この景色は45年前初めて九重に来た時と変わらない

硫黄山は噴煙をあげている 久住山も見える

すがもり小屋到着 以前は有人小屋だったが1995年の噴火で閉鎖。1997年に石の椅子だけの広場になったが2000年に屋根付きの無人小屋となった。 壁の面積が狭く吹きさらしの為、宿泊は無理。 法華院温泉山荘に戻ってきました

7月2日 朝焼けが綺麗 あとは曇ってきて昼から雨 1日中宿にいました

月3日も1日中雨 今日も宿に缶詰

私の部屋は2階の突き当たりの左の25号室 先日、歌手の芹洋子さんも泊まったとの事。カマドウマは出なかったかな? 食堂にはテレビが有るので地デジや一部のBSも見れる

一番手前の網戸にしているのが私の部屋 食堂で美味しい料理を運んでくれる人
鹿児島から来て3年働いているそうだ

美味しい料理を運んでくれる人 この人も鹿児島から来ているがまだ経験は浅い でも料理は旨い

7月4日 霧雨の中、名残惜しいが宿を出る

坊ヶつるで咲き始めたノリウツギ

ネジキ

霧の坊ヶつるを歩く

ここから入れば登山道を吉部まで行くが、今日は大船林道を吉部まで下ろう。途中で宿の兄ちゃんが車で来て乗せてあげると言うような顔をしていたが、私は「吉部までゆっくり歩いてどの位の時間が掛かるか調べる為に歩く」と言って断った。

林道に大きな岩が有った

その傍にホトトギスの蕾があった。どのような花が咲くか今後のお楽しみ。

ヤマアジサイの花も多い

林道にワタナベソウも咲いていた

ゲートの所まで来た

吉部登山口の駐車場に戻ってきました 私の車だけ有る