大きさ:21cm。分布:留鳥または漂鳥として、主に北海道から九州に分布。南西諸島では旅鳥または冬鳥。環境:市街地、農耕地、河川、海岸。亜種ハクセキレイは、夏羽では頭上から体上面と胸が黒色。額から顔、体下面が白色で、黒い過眼線がある。冬羽は背や肩羽は灰色になる。以前は北海道でのみ繁殖していたが、1930年以降本州で繁殖し始め、現在は西日本でも繁殖する。地面のくぼみや建物の隙間に巣を作る。他のセキレイ類より営巣環境への適応度が高く、都市環境にも良く適応。冬はビルの屋上看板や駅前の街路樹で集団ねぐらをとる例も多い。主に昆虫を食べる。チュチュン、チュイリーなどと鳴く。尾が長く、スマートな体形。頭部から背と肩羽は青灰色で、白い眉斑と顎線がある。腰や下面が黄色い。夏羽ではオスは喉が黒い。冬羽では雌雄ともに喉が白く、下面の色も淡い。足は肉色。山地の渓流から都市部の小河川にもいて、比較的清流を好む。非繁殖期は海岸でも見かける。忙しくなく歩き回り、昆虫や蜘蛛などを食べる。尾を上下に振る。セキレイ(鶺鴒)は日本書紀のイザナギ・イザナミ神話にも登場し、そのエピソードから「嫁ぎ教え鳥」とも呼ばれていた。夏羽では喉は黒から白まで個体差がある。チチン、チチンと鳴き、飛ぶときは波状飛行になる。若鳥は成鳥の冬羽に似るが、下面の黄色みが淡く、顎線は不明瞭。(名前がわかる野鳥大図鑑より)
1月下旬、福岡県福岡市南区野多目の野多目大池に寄りました。池の縁にハクセキレイがいました。