ダイセンミツバツツジ(大山三葉躑躅)

本州(長野県、愛知県、中国地方)、四国の林内や林縁、岩場などに生えるツツジ科の落葉低木。観察ポイントは鳥取県大山(基本標本の産地)、石鎚山など。高さ1〜4mになり、枝は横に広がる。。葉は枝先に3個輪生し、葉身は長さ5〜8cmのまるみのある広い菱形。中央部がもっとも幅が広い。先端は短く尖り基部は広いくさび形。縁には微細な波状の鋸歯がある。花期は4〜5月、葉の展開前または葉の展開と同時に開花し、鮮やかな紅紫色の花を枝先に1個ずつつける。花冠は直径3.5〜5cmの漏斗型。四国に分布するものをツルギミツバツツジ(剱三葉躑躅)として区別する見解もある。名前の由来は、鳥取県の大山で発見されたことによる。

6月初旬、徳島県三好市の三嶺に登ったあと、剣山山頂を目指しました。登山道の途中でダイセンミツバツツジが綺麗に咲いていました。

2011年6月2日 徳島県三好市剣山