オオチャルメルソウ(大哨吶草)

本州(紀伊半島)、四国、九州の山地の谷沿いに生えるユキノシタ科の多年草。花期は4〜5月。花茎は高さ

20〜40cm。腺毛を密生し、上部に多数の小さな花をつける。花弁は羽状に5〜9裂し、腺点がある。花の

大きさは5〜6mm。名前の由来は、成熟して裂けた果実が、ラッパに似た中国の楽器・チャルメラに見える

ことから。

4月中旬、熊本県阿蘇郡一の宮町に日本桜草を写しに行ったのだが、あいにくの雨で撮影を断念。雨が止む

までと、くじゅう男池園地に足を伸ばした。オオチャルメルソウが有るとの情報を聞いていたので探してみた。

前もって花図鑑で調べていたのですぐに判った。蛸か烏賊の吸盤を並べたような妙な格好をしている。

2002年4月17日 くじゅう男池園地