(2006年2月7日)

松九会 第32回歩こう会

2月7日、松九会の第32回歩こう会に参加しました。

テーマは、熊本県鹿本郡植木町と玉名郡玉東町、西南の

役「田原坂」を歩くです。

今回はバスを1台チャーターしました。毎回資料代として

300円支払っていますがそのあまり分が少し残っており、

幾分の手出しをすればバスを貸し切って遠くまで行ける事

になったそうです。今回の会費は2000円でした。

いつものように参加者は多く60人ほどいます。

ボランティアガイドさんも植木から乗り込んで貰いました。

 

まず官薩軍緒戦の地を巡りました。

時々小雨が降る生憎の天気でした。

ボランティアガイドは自衛隊出身でとても元気のいい人

でした。

 

 

 

 

 

 

小雨が降るので昼食はバスの中でとりました。

それから吉次峠に寄りました。

今は立派な道路が出来ていますが。昔の面影を留める

場所も有りました。石垣が残っています。

 

 

 

 

 

 

 

吉次峠でボランティアガイドさんが詳しく説明してくれ、

詩吟も披露してくれました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バスで移動して田原坂の入口に来ました。

立派な標識がたっています。

これから坂を登ります。

 

 

 

 

 

 

 

 

急な坂かと思っていましたがなだらかな坂でした。

一の坂付近です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

二の坂付近。

今はみかん畑になっていますが昔はただの雑木林だった

ので食料に困った事でしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

三の坂付近です。

今は車が通れる道幅ですが昔は半分ぐらいの幅だった

ようで、その昔、熊本城を築城した加藤清正は熊本城へ

の荷車が通るぐらいの道幅の道はこの田原坂しか作らな

かったそうです。大砲や武器弾薬。食料を積んだ荷駄隊

はここしか通る道が無いので薩摩軍はここで官軍の南下

を阻止しようとしました。

しかし雨の為、衣服銃等官軍に劣り、薩摩軍には不利だっ

たようです。

 

 

「雨は降る降る じんばは濡れる 

 越すに越されぬ 田原坂 

めて(右手)に血刀 ゆんで(左手)に手綱

 馬上ゆたかな 美少年  」

で有名な「田原坂」に唄われる美少年をモデルにした

「美少年の像」が田原坂公園に有りました。

 

 

 

 

 

すぐそばの「植木町田原坂資料館」に寄りました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

資料館内には銃や制服、大砲などたくさんの資料が

展示されていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

当時、田原坂の頂上付近に有った弾痕の家。

今は資料館の一部として復元されています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次に七本柿木台場跡の薩摩軍墓地に寄りました。

墓は2つしかたっていません。

次に訪れる官軍墓地とは大きな違いです。

 

 

 

 

 

 

 

 

七本官軍墓地に来ました。

たくさんのお墓が整然と祀ってありました。

 

ここで歩くスケジュールは終了しました。

愉快なボランティアガイドさんを植木町役場で下ろして

途中広川S.Aで休憩し、一路福岡へと帰路を急ぎまし

た。

天神・日銀前19:00着の予定でしたが18:00と予定

よりも1時間早く着きました。