2006年1月14日(土)
新年初登山と宮地嶽神社参拝
宮地嶽神社の背面の山。宮地嶽神社は1600年前に創建されたとされ、神功皇后を祀る全国の宮地嶽神社の総本宮。神功皇后が宮地岳の山頂に大海原を望む祭壇を設けたのが始まりとされ、商売繁盛、家内安全、交通安全の神様です。本殿の注連縄(しめなわ)は日本一の大注連縄。3年ごとに掛け替えられる。境内から奥の院参道に入り不動神社に出るとここが自然歩道の入口。不動神社は横穴式巨大古墳でここから出土した冠、馬具は国宝に指定されている。整備された自然歩道に沿って宮地山から在自山へと登り、津屋崎に下りる。 松九会登山クラブ:藤井哲夫・和子夫妻、藤尾明、村上直人、宮脇彪、柴田恭輔、 福岡まいづる山岳会:井上孝、石内美佐子、伊飼順子、児玉かめ子、野村澄子、 夜半から大雨。3時頃に起きて空を睨みどうするか悩む。中止も考えたが新年会の食事は注文済み、キャンセルも無駄で、2〜3人の問い合わせがあるが、雨がやむのを期待して決行。地下鉄〜宮地岳線を乗り継ぎ、車内で雨具を着る人も…。津屋崎駅に着くと風も強く横なぐりの雨。ちょうど、在九州の大学水泳部による寒中水泳大会があるというので駅舎は人でいっぱい。 全員雨の装備を調え、空模様を気にしながら山を後回しにして、とりあえず宮地嶽神社へ歩く…。今年は日本一といわれる真新しい大注連縄(しめなわ)が掛け替えられて、この雨の中多くの参拝者が続く。お詣りを済ませ。民家村:自然広苑(飛騨高山から移築の合掌造りなど)を見学して、全国でも第一級の大きさの横穴式石室を有する巨石古墳の不動神社に参拝…。 御利益か?雨も上がりそうな気配に、上に続く登山道に入り、計画とは逆コースとなったが宮地山に登る。桜の植え込みなどの林を抜け、尾根の開けたところからの展望は、相ノ島を海に浮かべ、志賀島に続く弓なりの海岸線が美しい弧を描いて広がる。雨上がりの霧にけむった風情がまた素晴らしい。宮地山の山頂には宮地嶽神社の古宮が祀られている。御神酒と昆布・するめを捧げて、今年の安全登山を祈願し皆でいただく。ここからは宗像大島、沖の島がのぞめるそうだが…。 在自山への道はゆるやかな登りで、小笹・真竹などの竹林が続き、ほどなくして頂上に出る。周囲はやや平坦で椿やシイの樹木に覆われて展望はない。(案内板に従って西側に5分ほど下ると180度の視界が開け、遠くの壱岐の島も見えるとか…。)下りはかなりの急坂であるが、木材などの階段で整備されて歩きやすい。突然?!山中の目の下へ、立派な金比羅神社の社が鎮座していた。その雰囲気に手を合わせ柏手を打ち拝んだ後、石碑に刻まれた由来書を読む。 「昔、この地は鉱物資源の産出で潤い、金運に恵まれた…そのお返しに社を建てた」とか?(※筆者の勝手な解釈)…あやかって(欲を出し!)再度お詣りをする。さらに下り本殿に出て、田圃の続く道を津屋崎の町へ戻り、地元の北原夫妻が設営してくれた、海水浴場にある海の民宿へ…海の幸と、北原夫婦差し入れの酒・焼酎などで、昼食を兼ねた新年の懇親会となる…。 食べて飲んでの頃あいに、娘さんが電卓を持って計算(お勘定?)に来た。キーを打つ女将に ”今日は新年早々大勢来たけん、儲かったろう! ”の声に、すかさずこの女将、横に座っていた○○さんのチョッと薄くなった頭を、いきなり抱きかかえ「うんにゃぁ… ”もう・けがない! ”」と、のたもうた…(ウッヒャッー…と爆笑!爆笑!)。そしてカツラやら、おっぱいやら、次々と宴会用の小道具を持ち出して来ては誰彼となく着けさせる。 この女将のユーモラスな接客ぶり、タイミングのよい頓知にはもう ”抱腹絶倒!!? ”食べた料理が出てきそうな?くらい笑いころげて、お腹が痛くなったが、なんとも愉快な楽しい新年 ”初笑い ”のスタートの山行となった。…本年も安全で楽しい山行!…に、大いに参加して下さい。 (藤井哲夫 記)
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午前9:30西鉄津屋崎駅集合。 地下鉄で貝塚まで行き、西鉄宮地岳線に乗り換え津屋崎駅に着く。 雨が降っているので合羽を着る。 |
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コースの説明。雨が降っているので一応宮地嶽神社に参詣し、山登りはそれから考えようと言う事になりました。 |
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雨の中、宮地嶽神社に向かって歩き始めます。横殴りの雨が降るので合羽に雨傘という格好です。
この後、私のカメラは結露の為か撮影できなくなりました。あとの写真は佐藤さんが写したものです。 |
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宮地嶽神社に詣り境内を散策しました。雨が小降りになってきたので山に登る事にしました。 宮地山山頂には宮地嶽古宮が祀ってありました。今は木が生い茂っていますが昔は見晴らしが良かったのでしょう。神功皇后が海の向こうを見ておられた事でしょう。 |
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在自山山頂には宮地嶽神社から1時間で着きました。天気予報通り午後から雨は止んできました。 | |
下山後、津屋崎の民食「よし田」で新年懇親会が始まりました。
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山に登られなかった人たちも一緒に美味しい料理をいただきました。 |
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今年最初の山登り、雨に降られましたが1回目から断念しなくて良かったなと思いました。 | |
楽しい新年懇親会、おおいに笑わせて貰いました。 その後、近くのお風呂で温もってから帰りました。 (原田和夫 記) |